もう一度観たいあの映画 VOL.45 『イージーライダー』

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もう一度観たいあの映画 VOL.45『イージー・ライダー』

主演:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー
【STORY】
メキシコ国境近くでドラッグの取引で大金を手に入れたワイアットとビリーは、バイクに乗ってアメリカ横断の気ままな旅を始める。道中、刑務所で出会った酔いどれ弁護士も加わり、ルイジアナ州ニューオリンズの謝肉祭を目指すが、3人は都会の若者に対するアメリカ南部での偏見、憎悪に直面することになる…。

【REVIEW】
映画の前半は、ドラッグの密輸で大金を手に入れたワイアット(ピーター・フォンダ)とビリー(デニス・ホッパー)がハーレーダビッドソンを手に入れ、自由気ままにアメリカ南部を横断するだけの映画?と思ってしまいます。フリーウェイを走る2台のバイク、その映像にステッペン・ウルフの「BornTo Be Wild」、ザ・バンドの「The Weight」が流れます。まるでプロモーション・ビデオのよう、これはこれでカッコいいですけどね。
自由気ままに誰にも束縛されないバイクツーリングをする二人ですが、南部の田舎町では「お前らヒッピーだろう」的な扱いをされていきます。モーテルでは宿泊を拒否され、ある町のパレードでは、その列に許可なく参加したというだけで刑務所に入れられてしまいます。そこで出会ったのが、アル中の弁護士(ジャック・ニコルソン)。3人は意気投合してニューオリンズを目指します。ここからは、さらに3人はアウトサイダーとして敵視されていきます。南部の田舎者は、自由を謳歌する都会の若者をとにかく許せない。革ジャンを着てバイクに乗って、長髪だってだけで、反社会的に映ってしまう時代なんですね。目的地のニューオリンズを後にしたワイアットとビリー。フリーウェイでの衝撃的なラストシーンが待っています。

本作ですが、4月から復活する「午前十時の映画祭」にもラインアップされています。
◇『午前十時の映画祭11

主人公二人の名前、気になりませんか?ワイアット・アープとビリー・ザ・キッド、西部劇でおなじみの名前です。ワイアット・アープと言えばこの映画。
◇『OK牧場の決闘

こちらもアメリカン・ニューシネマの代表作。タイトル通り、アウトサイダーが破滅に向かって突き進みます。
◇『俺たちに明日はない

カレン・ブラックがニューオリンズの娼婦役で出演しています。墜落しかけのジャンボジェットを操縦する気丈なキャビンアテンダント役が印象的でした。
◇『エアポート'75

ピーター・フォンダ、宇宙人役で日本映画にも出演しています。だいじょうぶか~。
◇『だいじょうぶマイ・フレンド

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作品紹介

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